紅葉を泳ぐ

オシドリ(鴛鴦)♂

 いつもの地元雨水調整池だが、生い茂る草木に視界を阻まれて撮影アングルが限られてしまう。僅かな水面域に背後の赤黄に萌える小山が映り込んでいたので、オシドリがフレームに収まるタイミングをひたすら待って撮影してみた。  映り込んだ紅葉はさして鮮やかとは言い難いのだが、夕刻の赤い日差しが良い効果をもたらしてくれたようだ。待った甲斐があったと言うことだろう。  オスの割合が多いのは例年通りなのだが、今季は総じて個体数が少ないようだ。様々な要因があるのだろうけれど、来季以降も途切れることなく越冬してくれることを願ってやまない。