我が心中の鬼払う

オシドリ(鴛鴦)♂♀

 【カモ目カモ科】
柳眉の月の余勢を駆って、オシドリの池へ。

いやはや驚いた。ブッシュに潜む個体は見落としているだろうから推して知るべだが、数えた限りで77羽。5年前に同所でオシドリの越冬を初認したときは5羽ほどだったので、うれしい限りではある。

だがギャラリーが増えたことで路駐や吸い殻など新たな心配も。

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↑見ていられないほどの睦まじさ。

だけれども、オシドリの夫婦は不変ではないそうだ。
オスの繁殖羽がど派手なのはシーズンごとにメスの気を惹くためのはず。
生涯連れ添う「鴛鴦夫婦」なら、ペア成立後の毎年換羽は不要だものね。

 オシドリ(鴛鴦) の過去記事を読む

柳眉の月

早朝5時から裏山へ向かう。

黄色い細月が地平に横たわる雲を突き抜け現れたのが5時半頃。

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ファインダーで捉えたものの、大気の揺らぎに翻弄され輪郭が定まらない。ほんのりとした地球照に影の部分がうっすら望めている。

高度が増すほど揺らぎは減るのだが明けゆく空も追いかけてくるとういせめぎ合いの中、6:11頃に撮影したのが今朝のベストだった。

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↑ 2019/02/03-06:11:41 月齢27.82(輝面比3.503%)

早起きの成果と思いたいところだが、「はてなダイヤリー」時代の記述を遡ると自己記録には及ばず歴代3位の細月だった。

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↑ 2011/11/24-06:11 月齢28.052(輝面比2.782%)

ヒゲボウズ史上ダントツの細月。

当時はデジスコメインだったので単純な比較にはならない。とは言え確かに細いなぁ。
過去記事を読むとさらに細い月を狙っていたようで、我ながら欲深だ。
https://tpong.hatenablog.com/entry/20111124/p1

だが経験上はこのあたりが限界。日の出30分前の地平は細月を溶け込ませてしまうに十分過ぎる明るさなのだ。

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さらに高度を増した6:21のグラデーション。

(昨日と同じレンズだが、カメラを代えてEOS7D)

コントラストを強調したのではっきりしているようにも見えるが、概略位置が分かっていないと見つけられるかどうか。
実際この10分後には空の色に溶け込んでしまった。

タグ「月景色」 - 撮鳥見鳥 fotolife