オシドリ夫婦の営みなどと書けば、なにやら背徳の気配が漂いかねない。とは言え比喩でないのは写真が語る通り。
オシドリの相手は必ずしも毎年同じではないなどという無粋な現実はともかく、この行動が目立ってくると繁殖地への旅も間もなくだろう。そしてまた来季、若い
オシドリたちを引き連れての越冬を期待させてもくれる。
今季はシーズン中に池の
保全工事が行われ、留まった
オシドリは工事前の半数に満たなかった。むしろ警戒心の強い彼らが二十数羽とは言えよくぞ残ったものだ。その執着が来季の飛来を約束しているように思うのはトリ馬鹿のおめでたい思い込みだろうか。