利き腕の不調で鳥見から遠ざかっているので、例によってハードディスクを浚って画像を発掘。画像は初出だが、記事内容は過去にも触れたことが含まれている。ご容赦のほどを。
コジュケイ(小綬鶏)
【キジ目キジ科】
本来の生息地は中国南部。日本にはペットもしくは狩猟用として100年前に移入されたのだが、我が神奈川県ではまったくの普通種。「チョットコイ」と聞こえる鳴き声も馴染み深く、もはや帰化種と知らない人も多いのではないだろうか。
上はオスの画像。脚部中程の後方に僅かに見える距(ケヅメ)がその根拠。距はニワトリなどキジ科のオスの特徴だが、本種のそれは小さくて見分け難いので、不肖ヒゲボウズなど撮影した画像をチェックして距を見つけるのが関の山。
このときも雌雄特定は事後処理中のPCモニターだったのだが、これまでに特定できた数組のペアを見る限り、全体にオスの方が柄にメリハリがあり首周辺のレンガ色も濃いように思える。向かって左がオスなのだが、お分かりいただけるだろうか。とは言えこの程度の差異は個体差と言われればそれまで。あくまでもヒゲボウズの私見であることをお断りしておく。
このシーンを見つけたときは巣穴かとも思ったのだが、コジュケイの巣は草むらの窪みに草などを敷いた形状のはず。様子を見ていると時折土埃が上がっていたので、沐浴(砂浴び)だったことが判明。入浴も一緒だなんて、どこまでも仲のよいカップルであることよ。