ウミネコはカメラ目線

ウミネコ(海猫)

 【チドリ目カモメ科】

 せっかくの日曜日だが猛暑に挫け、休日診療の通院以外は溜まった録画を見て過ごしてしまった。とはいえフォトブログを自認する以上は写真がないのも寂しものだ。ハードディスクを浚って数年前に種差海岸で撮影した画像を蔵出し&天日干し。

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 どうと言うことはないウミネコの写真だが、実は望遠レンズではなくワイド系ズームレンズを用いている。データを見ると撮影時の焦点距離は25mmなので画角はフルサイズ(35mm)換算で40mm相当の準広角。通常の野鳥撮影では考えられないほど種差海岸のロケーションを写し込むことが出来た。さすがはウミネコの繁殖地「蕪島」からほど近いだけのことはあり、人慣れしたものだ。

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 こちらは幼鳥。まだ親鳥に頼っている段階だったが、人が近づくと逃げてしまう。必然的に鳥撮常用としている望遠レンズの出番となった。被写界深度の極端な違いが面白い。

 現場を見たわけではないけれどおそらく餌付けする人がいるのだろう。幼鳥より警戒心の薄い成鳥に違和感を禁じ得ないというのが撮り手の本音。そのうち湘南のトビのように観光客のハンバーガーを掻っ払うウミネコが現れるかもしれない。そうなったとき、真の加害者は興味本位で餌を与えた人間ということになる。

- 撮影データ<上>:Canon EOS 7D / Canon EF17-40mm F4L USM
- 撮影データ<下>:Canon EOS 7D / Canon EF400mm F5.6L USM

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 さてオマケ。家族が伏写するヒゲボウズを写メっていた。いくら人慣れしていたとは言え、この姿勢で匍匐前進したのは絵面を見ればバレバレ。格好悪いったらないなぁ。

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