四十雀(シジュウカラ)♂♀幼羽

【スズメ目シジュウカラ科】
シジュウカラのペアが給餌やフンの処理に奮闘する状況は5/3のエントリーでリポートしたとおり。
以下の2画像はその後の観察で撮影したカット。

巣の入り口で雌雄が交差した。手前のメスは給餌を終えて出て行くところ。
降り立ったばかりのオスは出てきたメスに少しばかり驚いた様子。
二羽が重複する頻度で餌を運ばねばならないほど、巣内のヒナたちは成長しているのだろ。

排泄物を咥えての飛び出しは前回も撮影できていたのだが、良いタイミングで撮れたのでしつこくアップロード。

ここまでは数日前の観察だが、今日は幸運にも巣穴から顔を出したヒナとご対面。
巣立ちは明日以降だと思われるが、まずは外界を偵察といったところだろうか。
メスはせっせと餌を運び入れるのだが、オスは近くで鳴いて誘い出しを試みていた。
人間界でもありがちだが、シジュウカラも父母それぞれ教育方針が異なるようでなんだか微笑ましい。

ところで雲龍姐さん(id:umryuyanagi104) 、ヒナの羽衣に関するコメント、間違っていました。
晩成型のヒナは無毛で孵るのですが、巣立ち前に抜ける羽毛があるようです。
ヒゲボウズ自ら証拠を撮ってしまいました。謹んで訂正いたします。
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☆追記(5/10)
巣立ち状況を確認すべく朝から観察するも、餌を咥え巣外から呼ぶ親鳥の鳴き声にまったく反応がない。
3時間ほど粘った後に思い切って巣穴を覗いてみたところ、内部はもぬけの殻。
親鳥が巣立ちを促しているところを見れば、彼らの知らぬ間に何者かに捕食されたと考えるべきなのだろう。
カラスやネコの所業なら脆くなっている巣の外観に痕跡が残るはずだが、昨日の画像と比べても変化が見られない。
この付近ではアオダイショウとおぼしきヘビを目撃している。
おそらくは親鳥が離れた夜のうちに襲われたのではなかろうか。
弱肉強食が自然の倣いといってしまえばそれまでだが、巣立ち直前だっただけに哀しい初夏となってしまった。