小啄木鳥(コゲラ)

【キツツキ目キツツキ科】
英名の「Japanese Pygmy Woodpecker」がなるほど納得の小さなキツツキで、せいぜいスズメほどの大きさ。
外見が地味なので目立たないが、なかなかポピュラーな鳥種で日本中どこの森林でもお目にかかることが出来る。
樹木さえあれば都市公園でも見かけるので、案外したたかな適応力があるのだろう。

鳥の脚と言えば前に3指、後ろに1指のニワトリ型を思い浮かべるが、キツツキの仲間は前後にそれぞれ2指ずつ。
このX型形状の指爪で樹皮をガッチリ掴んでオーバーハングの木登りを可能たらしめている。
そしてもう一つ忘れてならないのが尾羽の役割で、第三の支持点として機能している様子は上の画像からも見て取れる。

コゲラを探すのは比較的容易で、コンコンコンと幹や枝を打つ軽めの打撃音を目で追えば見つかるはずだ。
雌雄が呼び交わすギィーッという鳴き声にも特徴があり、我が家では「ギーちゃん」といえばコゲラのことだ。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2013年12月 横浜市
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