【スズメ目セキレイ科】
4月末の地元里山で出会い頭にビンズイと遭遇。初夏には「高原の鳥」の印象があるのでまだ居残っていたんだねと挨拶気分。
さて、ビンズイを説明するとき「こう見えてもセキレイの仲間」という台詞はもはや慣用句かもしれない。たしかに地味だし尾羽もそれほど長くない。と、ここまでならタヒバリにも言えることなのだが、ことビンズイに関しては他のセキレイに共通した水辺のジベタリアンといった印象が無く、樹上で見かけることがほとんどだ。かなりそそっかしい話だが遠距離からの目視で胸の縦斑からエゾビタキと誤認しかけたことさえある。
そんな「森のセキレイ」が里山に帰ってくるのは晩秋を待たねばならない。出来るなら繁殖地を訪ねて恋のさえずりを聞いてみたいものだ。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年04月 横浜市青葉区
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