田雲雀(タヒバリ)

【スズメ目セキレイ科】
その羽衣がヒバリに似ていることからタヒバリと呼ばれているが、れっきとしたセキレイの仲間だ。
水を抜き刈り終えた水田などで冬を越し、晩春の田起こしの頃に高緯度地帯へと旅立っていく。
何らデータに裏打ちされたことではないけれど、こうした鳥の飛来は健全な河川や田畑の指標なのではなかろうか。

年が明けるとエネルギー問題にTPPなど、環境に直結した課題が山積している。
外圧や経済破綻の前に、自前の米や野菜はおろか水さえ飲めなくなっては元も子もない。
足下の小さな生態系の重要さにも目を向けていただきたいものだ。
蛙が鳴かない田んぼは滅びの道の序章だよ、政財官各位。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年12月 横浜市青葉区
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