翡翠(カワセミ)♀

【ブッポウソウ目カワセミ科】
大枠としてのカワセミ科は100種近くいるそうだ。
そのうち国内で見られるのはカワセミ・ヤマセミアカショウビン*1の3種。
運が良ければ旅鳥のヤマショウビンやナンヨウショウビンの迷行個体に遭遇することもあるようだが、レアケースであることは否めない。
ヤマセミは山地の渓流に分布し、アカショウビン夏鳥として山深い森で繁殖する。
都心近郊でお目にかかれるのはカワセミだけなのだ。
生息域は意外に広く、ユーラシア大陸の中〜低緯度地帯、さらには地中海を挟んで北アフリカ沿岸部にまで分布している。
普段見かけているカワセミとは亜種レベルの差異があるようだが、ヨーロッパの水辺でもポピュラーな存在であるらしい。

写真の個体はクチバシ下部が橙色なのでメスと識別できる。
図鑑によってはメスの羽色はオスより鈍いとされているけれど、個体差の方が振れ幅が広いように思える。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / Canon IXY210F / 2013年11月 横浜市青葉区
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