輪掛本青鸚哥(ワカケホンセイインコ)♀

 本種は本来インド・スリランカ原産だが、ペットの野生化により東京神奈川周辺に定着しつつある。仕事で彷徨いている川崎市や横浜北部の港北区では幾度か見かけていたけれど、今回の遭遇はさらに南の大和市内。目撃エリアが徐々に拡散しているようだ。*1
 さてさて、本種やガビチョウ、ソウシチョウなどの外来種に出逢うとさしもの鳥好きも頭を抱え込んでしまう。外来種が定着すると言うことは、それによって在来種の生息域が失われることになりかねない。やはり本来の生息環境で出逢いたいものだね。

尚、名前の由来となったネックレス状の黒斑はオスの特徴らしい。それを根拠に写真の個体はメスと判断した。
撮影 : 2009年12月 神奈川県大和市

*1:目撃した大和市のワカケホンセイインコはラジオテレメトリー調査により片道26km離れた塒のある東工大キャンパスとの往復が確認されているそうだ>http://www.jspb.org/wakake/h18w-houkoku.pdf