ヤエヤマオオコウモリ

 クビワオオコウモリの八重山亜種。首輪というか襟巻状に黄色っぽい模様が見て取れます。東京など都市部でも街灯の周囲を飛び回る小型のアブラコウモリを目にしますが、このコウモリは比較にならないほど大型でした。身の丈は25cmほどでウイングスパンは80cmもあるそうです。眩しそうな仕草は西表島の防風林で日盛りに遭遇したせいでしょうか。と思ったらこの仲間は超音波でなく視覚に頼って飛行するのだそうです。本当に眩しかったのかも。

 さて、この亜種を含むクビワオオコウモリの仲間は英名Fruit Bat(フルーツバット)。姿に似ず菜食主義なんですね。昆虫なども食べるようですが主食はもっぱら果実や樹液だそうです。またFlying Fox(フライングフォックス)とも呼ばれ、鼻梁が尖ったキツネ顔というわけです。
そうそう、ガラス瓶の底を発泡スチロール片で擦るとヤエヤマオオコウモリが集まってくるらしいので次回は試してみよう。