扇鶲(オウギビタキ)

正式な学名はRhipidura semirubra(英名Manus Fantail)で、タイトルのオウギビタキはおそらく総称の和名。姿を見れば一目瞭然、文字通り扇形の尾を持つ鳥ですが、私の乏しい知識ではオウギビタキの仲間って日本にはいないと思います*1。多分・・・・・

リゾートホテルと買い物やビーチに終始する滞在では逢えずに終わりそうな鳥。サイパンやロタでは比較的数の多い野鳥なのですが、ブッシュの中からあまり出てこない上に色も地味なので、注意してないと見落としちゃうでしょうね。

今回は幸運にも幼鳥を撮影することが出来ました。あれだけ賑やかだと気付くなって言う方が無理ですけど。下にいる幼鳥は健気にも尾を振り上げ、振り返って睨んでいます。

おかげで親鳥も私を威嚇すべく、すぐ傍で自慢の尾を広げてくれたのでした。やっぱり体を大きく見せるというのはディスプレイの基本なんでしょうか?資料がないので断定出来ませんが、周辺には2羽の成鳥がいたことは確かです。でも成鳥の色柄などに差違は見いだせなかったのでオスメスで育雛するのか否かは分かりません。

追記

分類ですが、スズメ目-カラス科-オウチョウ亜科-オウギビタキ族 の様です。ヒタキといっても国内のヒタキ(ツグミ科とヒタキ科)とは全く別科ですね。

*1:id:moli-xiongさん提供の情報によると宝塚には沢山いるらしい(大嘘)