サイパンの鳥

ミクロネシア蜜吸(ミクロネシアミツスイ)

連日の発掘ネタはサイパンで撮影したミクロネシアミツスイ。その名の通り花蜜を糧とし、マリアナ諸島ではポピュラーな鳥です。特徴的なクチバシの形状は花蜜を吸うその食性に適応した結果なんでしょうね。 そういえば、以前にこの鳥を掲載した時に日本にも小…

胸黒(ムナグロ)冬羽

サイパンで撮った野鳥の写真を整理していたら、私には同定できないシギチが出てきました。一昨年の2月、海沿いの開けた公園での遭遇です。ひょっとしたらチドリ科のムナグロの仲間(冬羽)ではないかと考えているのですが、もとより自信はありません。諸先…

白鯵刺(シロアジサシ)

鬱陶しい季節なのでスカッとしたカットを探してみました。 太平洋と大西洋、そしてインド洋の熱帯から亜熱帯にかけての島々に生息するアジサシの仲間。国内でもかつては南鳥島に生息していたそうですが、今は稀に迷鳥として記録されるだけのようです。 アジ…

南洋翡翠(ナンヨウショウビン)

沖縄の西表島でナンヨウショウビンが確認されたようです。これまでにも隣の石垣島など南西諸島でポツリポツリと確認されてきましたが、おそらくはフィリピン方面からの迷鳥でしょうね。記事でも触れている通りとても生息域の広い鳥ですが、それだけに亜種も…

マリアナ目白(マリアナメジロ)

サイパンやロタ島ではもっともポピュラーな野鳥で、日本のメジロ同様花の蜜や果実など、糖度の高そうなえさを好んでいました。 日本のメジロとは独立した種なのかそれとも亜種なのかは分かりませんが、素人目にもそれと分かる違いがあるのでおそらくは独立種…

白尾熱帯鳥(シラオネッタイチョウ)

マリアナの空をそれはもう優雅に舞うのがこの鳥、長〜い尾が特徴のシラオネッタイチョウです。もう一種アカオネッタイチョウは隣のロタ島では見られるのに、サイパンでは未だに出会えていません。 青空を背景に飛ぶ様は「羽衣」を彷彿します。 断崖をかすめ…

扇鶲(オウギビタキ)

正式な学名はRhipidura semirubra(英名Manus Fantail)で、タイトルのオウギビタキはおそらく総称の和名。姿を見れば一目瞭然、文字通り扇形の尾を持つ鳥ですが、私の乏しい知識ではオウギビタキの仲間って日本にはいないと思います*1。多分・・・・・ リゾ…

ミクロネシア蜜吸(ミクロネシアミツスイ)♂

サイパン滞在中、スズメに次いで見かける機会が多かったのがこの鳥。いえいえ、冷静に思い返すと実際に目にした個体数はメジロ*1の方が多かったはずなんですが、なにせこの色ですからね、よほど印象が深かったのでしょう。赤い鳥と言えば日本でもアカショウ…

白鯵刺(シロアジサシ)

サイパンシリーズ2回目。日本でも希に迷鳥として記録されているようですがマリアナ諸島では極めてポピュラーな海鳥です。アジサシの仲間としては珍しく樹上で営巣するようですが、ちょうど巣立ちの時期に行き合わせたので幼鳥に寄り添う親鳥を見ることが出来…

南洋翡翠(ナンヨウショウビン)

ここ何年か、春先に仕事場の親睦旅行でサイパンを訪れています。鳥見に目覚めた昨年からは海には背を向けひたすら樹上を見上げるようになりました。普段の野鳥におりまぜ、ときおりサイパンの野鳥も掲載していきたいと考えています。 このナンヨウショウビン…