雲雀(ヒバリ)

 ヒバリの漢字表記は雲に届かんばかりに上昇してさえずる様子からの当て字なのだろう。音の「ひばり」は雨天では飛ばず、晴れた日にだけ高く飛び鳴くことから「ひはる(日晴か?)」が転じたのそうだ。
 古来、スズメやツバメと並んでポピュラーな野鳥なのに、耕作地や草原の消失とともに減少しつつある。彼らのさえずりを子守歌に草を枕のうたた寝としゃれ込む至福を味わえるのも今のうちかもしれない。

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