背黒鶺鴒(セグロセキレイ)♂

【スズメ目セキレイ科】
セグロセキレイハクセキレイの見分け方については、バードウォッチング初心者から尋ねられることが多い。
ハクセキレイのメスや冬羽のオスは背中がグレーなので容易に判断できる。
だが夏羽のオスはセグロセキレイと同様の白黒ツートーンなので、なるほど紛らわしい。
それでも相違点は幾つかある。中でも分かり易く決定的なのが頬(ほほ)の違いだろう。
頬が白ければハクセキレイ、黒ければセグロセキレイと識別できる。

今やセキレイといえばハクセキレイが筆頭だが、70年代以前の主役は本種セグロセキレイだったそうだ。
今のところ絶滅を危惧するほどには至っていないようだが、減少傾向は否定できない。
水辺のコンクリート化が進むにつれ、ハクセキレイが繁栄し、セグロセキレイは減少することになるのだろう。

ちなみにセグロセキレイは日本の固有種。海外からやってくるバードウォッチャーにとっては垂涎なのだ。

撮影データ(上):Canon EOS 7D / EF400mmF5.6L USM + 2Xテレコン / 2013年12月 / 多摩川
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