六日月(月齢5.700)

 以前読んだ時代小説に、年の瀬を満月が照らしているという下りがあったが、旧暦の世界ではあり得ない描写となる。
なぜなら晦日とか大晦日とはそもそも月の運行に基づいた旧暦における月末のことだもの。
などと、西空に沈みゆく六日月を見送りながらつらつら考える晦日の宵。

 休み初日だった昨日を漫然と送ってしまい、さすがに拙いと今日は朝から自室の大掃除と洗車及び三脚類のメンテナンスに明け暮れた。秋の台風で傷んだ物置も直さなければならないし、やらねばならないことがてんこ盛り。あぁ、年賀状も未だだった・・・・
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850

付記(12/31):気になってざっと調べてみたら二年後2013年の年の瀬が月齢28で、翌2014年元日が朔(新月)となる。
巷の正月情緒とお月様の様子が一致する旧暦ならではの情緒が味わえる。乞うご期待。