里山の冬空

 徹夜明けで覚醒したままの気分を持て余し、地元の里山を徘徊。

 地に届くが先か、青に溶け込むが先か。未明に撮った下弦月は、冬枯れの梢をかすめて西に向かう。
 実はこのカット、1/24エントリーの「真昼の月」を念頭に置いて撮影した。だから何なのと問われればそれまでなのだが ・・・・

 低い高度を綿菓子のような雲が流れていく。冬の晴天と言えば抜けるような青空を思い浮かべるけれど、意外にも多彩な雲模様。頬を刺す風は冷たいが、空を見上げていると凛とした清々しささえ感じてしまう。このところ夜間に偏った籠もりがちな仕事の為か、陽の光は浴びなければならないものだとしみじみ実感する。
撮影 : 2010年2月 横浜市青葉区