◆夜空に赤く、火星が28日に大接近
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20100126-OYT1T01146.htm
太陽系で地球の外側を回る火星が、約2年ぶりに地球に接近している。
最も近づくのは28日で、地球から約1億キロ・メートル。2003年の5576万キロ・メートルよりは遠いが、すでに夜空に赤く明るく輝いており、肉眼でもよく見える。
火星は現在、日が沈んで暗くなるとすぐ、東の空に見える。右側には「冬の大三角」と呼ばれるベテルギウス、プロキオン、シリウスが輝く。28〜31日は、ほぼ満月の月がそばにある。
火星は太陽の周りを1周するのに2年近くかかり、地球は約2年2か月ごとに追い越す。火星の軌道が楕円(だえん)形なので、接近時の距離は毎回少しずつ異なり、次回2012年の接近では、今回よりやや遠くなる。
というわけで今宵が火星の大接近。眠い印象となった昨夜の画像を超えるべく今宵も雲が取れるのをじりじりと待ったのだが、どうも薄雲が消えきれない。時間の都合もあり、雲による滲みを承知で撮影してみた。昨夜同様の16枚コンポジットだが、多少は良好になったようなったと思ってしまうのは気のせいだろうか。
- スコープ:Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース)
- カメラ:CASIO EX-Z850 >ISO200・WB:太陽光・f=23.7mm・F5.1・1/40sec・MF
- データ処理:16枚コンポジット処理・等倍切出(何れもPhotoshop)
ということで、今回の火星はデジスコで撮影した4種目の惑星となった。
いずれも同じ倍率で撮って等倍に切り出したもの。やはり木星の存在感は圧倒的だ。