贖罪と貢献

動物園にできること (文春文庫)

動物園にできること (文春文庫)

 3/16に掲載した同じ著者による「クジラを捕って考えた」でも感じたことですが、この人の取材スタンスは歯がゆいほど正直ですね。結論をたたみかけることなく、分かり易く淡々と状況を積み上げ読み手が考えるよう促してくる感じも好感が持てます。


 動物園に興味があるなら言うまでもなく、もし興味が無くても多少なりとも環境問題に憂いを感じているなら是非読んでいただきたい、そんな本でした。