黄鶲(キビタキ)♂

軽井沢での夏鳥シリーズ、このキビタキで打ち止めです。サンショウクイなど目にした鳥は他にもいるのですが、撮影にこぎ着けたのはここまでです。
さてこのキビタキオオルリ夏鳥の人気を二分するほどの実力派。配色の鮮やかさもさることながらシンガーとしてもなかなかの力量です。

今回の軽井沢探鳥ではオオルリコルリキビタキとどういう訳かオスばかり。
メスの渡りはオスより時期が遅れるそうですが、さえずらないし装いも目立たないということも一因かと思います。

未だ見たことのない鳥には一日も早く逢いたいし、撮影に納得が出来ていない鳥とも再度のチャンスを待ちこがれます。まったく撮鳥見鳥の欲は尽きることがありません。
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id:moli-xiong姐さんに拙作を誉めていただき舞い上がり、思わず王翰の涼州詩などと口走ってしまいました。がしかし、今となっては記憶にある詩も虫食い状態。これを機会にまた漢詩を読んでみようかなと思った次第です。あっ、勿論書き下し文での話ですけどね。
漢詩、それも特に唐代の詩はネット上でも大概読むことが出来ますが、この文庫本で少々浸ってみようと思います。何しろ選者(著者)の大ファンだし。

唐詩新選 (中公文庫)

唐詩新選 (中公文庫)

涼州詩 王翰
葡萄美酒夜光杯  葡萄の美酒夜光の杯
欲飲琵琶馬上催  飲まんと欲して琵琶馬上に催す
酔臥沙場君莫笑  酔うて沙場に臥す君笑う莫れ
古来征戦幾人帰  古来征戦幾人か帰る


二十代の頃、我が身を包んだ熱情を思い出しました。
熱に浮かされたように辺境を旅したあの頃を。
いやぁ、青かったなぁ(笑)