裏山に現れた小さな猛禽。せいぜいキジバト程度の大きさに見えたこともあり、オオタカにしては小さすぎると思いつつ図鑑で調べてみると、案の定ツミ。腹部にある横縞のきめが粗くどうやらのメスと思われます。初見ではないけど撮影したのは初めて。せいぜい証拠写真に過ぎないけれど、撮れたこと自体が嬉しい限り。
さて、このツミという和名、小さい鷹といった意味でスズメタカとなり、それが変化して現在の音になったのだそうですが、移ろう過程が判らないので今一つ釈然としません。ただしスズメの古名を引くとススミとあり、ひょっとしたらと思わせます。
英名のJapanese Sparrowhawkも訳せばスズメタカとなることが偶然としては面白いけれど、近縁でやや大きなハイタカの英名もEurasian Sparrowhawk。どうやら英名はこのグループに属すタカがスズメなどの小型鳥を狩ることに由来するようです。
- 追記(3/14)：「雀鷹」の字意は英名と同様で、スズメなど小型の鳥を補食することに拠るそうです。
