百舌(モズ)♀

【スズメ目モズ科】
9月中旬頃からだろうか、モズの高鳴きが夏の終わりを告げている。
いわゆる「さえずり」は縄張り宣言だったり求愛ソングであり、概ね繁殖期に限られる。
ところがモズの高鳴きは雌雄を問わず行われ、他種の鳥だけでなく同族の異性に対しても縄張りをアピールしている。
翌春の繁殖期になるとうって変わった甘ったるい鳴き声で異性を呼ぶのだが、そのギャップがこの鳥の風貌に似合わず面白い。

キィーキィーキィーと響くその鳴き声は、スズメなど穀類を失敬する鳥にとって脅威となるらしく、黄金に色付く田圃でスピーカーから人工的に流されていることがある。
このシステムを利用している田圃が年々増えていることから一定以上の効果があるのだろう。*1

尚、モズの獰猛さは前回の掲載でお目にかけることが出来た。>http://d.hatena.ne.jp/Tpong/20130303
スズメにしてみればタカやハヤブサの仲間と変わらぬ脅威なのだろう。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年10月
>>>既掲載の モズ エントリーを表示>>>
 

*1:どうやらタカやフクロウ類の鳴き声も含まれているようだ

虹の彼方に

青い鳥で思い出すのは「虹の彼方に」の一節、Somewhere over the rainbow Bluebirds fly.
オズの魔法使い」の一曲だが、数多のミュージシャンが歌い、そして演奏している。
もちろん耳にした範囲に過ぎないが、大好きなこの曲のマイベストを集めてみた。

アレサ・フランクリンも捨てがたいし、コニー・タルボットちゃんの無垢な声も良い。
でも油断していると目に汗をかいてしまうのが、イズことイズラエル・カマカヴィヴォオレ(Israel Kamakawiwo'ole)。
なんだかね、心の澱が浄化されるような気がする。

動画の終盤で海に撒いているのは38歳で早世したイズの遺灰なのだろう。

ギタリストだとジミー・ヘンドリックスもジェフ・ベックもこの曲を弾いている。
でもここはアコースティックギターのトミー・エマニュエル。
目を閉じていると、虹がそして青い鳥さえもが見えてくる。

そして個人的な締めはエリック・クラプトン
イントロでのメンバー紹介から始まるこの曲が、コンサートでの定番ラストソングらしい。
あぁ、生で聴きたいなぁ。

〜♪〜why can't I 〜♪〜  God bless you. Thank you very much. and Good Night.

以上、云うまでもなく独断と偏見。それにしてもオヤジばかりなのは何故だろう。
虹の彼方にオオルリコルリルリビタキの姿を思い浮かべながらの秋の夜は、とりとめなく更けていく。