小啄木鳥(コゲラ)

雨上がりの里山で見かけたコゲラ。目をこらすとクチバシに何やら咥えています。
捕らえた虫を咥えたままということは、どうやら巣穴で待つ雛たちのためにせっせと集めているところの様です。

普段のコゲラはクチバシで木の幹や枝を叩きながら虫(主に幼虫)を見つけて捕食するのですが、このコゲラは木を叩くことなく若葉の裏などを丹念に探していました。ヒナの待つ巣に持ち帰るため複数の獲物を咥え続けていなくてはならないからなのでしょう。今更ながら餌となる虫が豊富なこの時期に繁殖する理由が理解できました。
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