カラス異変

南方系のハシブトガラスは都市環境に適応し、北方系のハシボソガラスは比較的田舎を好む傾向があると言われています。都心から直線距離で30Kmほど離れ、まだまだ雑木林や田畑が残っている我が家周辺でも、ハシブトガラスが多数を占め、ハシボソガラスは2〜3割ほどの少数派でした。
ところが、この春以降にわかにハシボソガラスが目につくようになり、ハシブトガラスの数がめっきり減ってきたようです。少なくともハシボソガラスが多数派になったことは間違いないほどに逆転劇が起きた様子。カラスを取り巻く状況に一体何が起こっているのでしょう。
そういえばお隣の東京都ではハシブトガラスの駆除に取り組んでいます。また我が家周辺のゴミ置き場もカラス除けの対策が施されつつあり、収拾前の生ゴミを漁る姿も見かけることが少なくなってきたようです。そんな事情で棲み分けのバランスが逆転したのでしょうか。
裏山ではハシボソガラスが繁殖したし、ゴミさえなければハシボソガラスが好む程度には田舎なのかなぁ。