タマムシ

ヤマトタマムシとする資料もありました。どちらが正式なんでしょう。
このタマムシは夜半に通過した台風に痛めつけられたのでしょうか。弱って道端に落ちていました。踏まれないように樹木の葉に退避させてからパチリ。


タマムシといえば法隆寺の玉虫厨子(国宝)を思い浮かべます。色が氾濫する現代に生きる我々でさえ思わず驚く極彩色ですから飛鳥時代を生きた人々にとっては格好の工芸材料だったのでしょうね。
ところでその玉虫厨子ですが、使われていたのはなんと2,600匹分の前翅だそうです。厨子とは仏典を収める物。そしてその仏教では無益な殺生を戒めています。何とも皮肉な話しですね。