翡翠(カワセミ)

一般には清流の宝石などと形容されるカワセミですが、どっこい都市近郊の河川や池でも繁殖しています。1970年までには東京多摩地区から姿を消した彼等ですが、今では池のある都市公園のほとんどでその姿を見ることが出来ます。カワセミの生息地に関する研究には山科鳥類研究所の非常勤研究員で近々黒田姓になられる紀宮清子さまも参加されているそうです。

この個体、クチバシ下部が黒いことでオスと分かります。

関東南部では4月頃からカワセミ恋の季節がはじまります。鳴き交わしから雄から雌へのプレゼント攻勢を経てめでたくゴールに至る訳ですが、ペアによってはシーズン中に3度も産卵育雛を繰り返すのだそうです。どうしてどうして、なかなかの繁殖力な訳だ。
<前後の「カワセミ」エントリーを読む>