小鳥の寿命

なかをさんから鳥の寿命に関するコメントをいただきました。一部引用させていただくと

野生の小鳥類は,人の「乳幼児死亡率」に相当する部分が高いので,計算上,平均寿命が短くなりますが,その分,多産ですね。

なるほど納得です。成鳥の段階まで生き延びればグッと長寿の道が開かれる場合もあるわけですね。ガキの時分に飼っていた十姉妹も10年生きましたから、野生の小鳥でも6〜7年程度なら生存する個体がいそうな気がしてきました。


昨冬観察したルリビタキ成鳥オス2羽は、今冬両個体とも同一箇所には現れませんでした。それに2シーズンの通算で雌雄を累計するとオス4羽、メス(オス若の可能性アリ)7羽と確認した中ではオス成鳥が少ない結果です。このことから漠然と「3年以上生き延びるのは難しいのかな」と感じていたわけですが、同じ場所で越冬するというのは私の思い込みかもしれませんし、それ以前は毎冬来ていた可能性もあるわけです。そもそも統計としては観察例が少なすぎますしね。(自爆)


それはそれとして環境の劣悪化でルリビタキなどが希少になりつつあることは確かなようで、不用意な餌付けなどで彼ら本来の警戒心をスポイルしないように願うばかりです>公園の餌ミルワーム*1ばらまき鳥撮集団*2各位。

*1:主としてゴミムシダマシ科チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫。ペットショップで買える。

*2:公園の一角を独占し、臆面もなく餌をばらまき、どっかで折ってきた枝を立て、おびき寄せた野鳥を大砲レンズを連ね撮る人々