青鵐 の検索結果:

植え込みからひそひそ話

アオジ(青鵐)♂♀ 【スズメ目ホオジロ科】 秋の深まりとともに現れ、春の終わりに去って行くのが里のアオジなので、都市近郊に住まう身にはもっぱら冬鳥の印象。 冬枯れの公園や里山を散策していると、植え込みや灌木の中から「ヂッ、ヂィ、ズィッ、ズィッ」と密やかな地鳴きが聞こえてくる。ところが季語としてのアオジは夏の鳥とされているようだ。 夏の間は涼やかな山地で繁殖するのだが、その時期のオスのさえずりがなかなかの美声であるが故なのだろうか。 ↑ ガングロはギャルならずオスの証。 ↑ メ…

頬白(ホオジロ)♂

…なわちホオジロの仲間の古称でもある。 シトドは「鵐」と書き、例えば拙ブログで馴染みのホオジロ科アオジの漢字表記は「青鵐」となる。 上記リンク先、お社のウェブサイトにも「神鳥(しとど)考」なる考察が綴られており興味深い。 さて、ホオジロである。 季語は春、さえずりの聞きなし「一筆啓上つかまつりそろ」は耳に風流というべきか。 その実彼らは四季を通して身近な野鳥。 真冬のふっくらした風情も捨てがたいとは、トリバカ故の贔屓目だろうか。 >>>既掲載の ホオジロ エントリーを表示>>>

青鵐(アオジ)♀

…ジロ科】 アオジなどホオジロの仲間の古名「鵐」(しとど)は奈良時代にさかのぼる。 古来の日本語では緑色を青と表現することから「あおいしとど」すなわち「青鵐」となるわけだ。 ただし、青=緑と呼ぶにふさわしいのはオスに限られる。メスの羽衣は褐色と薄黄色の地味な色合い。 クチバシの周囲が黒ずんでいないことがオスとの明瞭な識別点。 強気な面構えのオスと比較すると何とも優しげな表情。 地味な羽衣だが魅かれてしまうのは贔屓に過ぎるだろうか。 >>>既掲載の アオジ エントリーを表示>>>

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 アオジは大胆なのか臆病なのか、人間との距離感が今一つつかめない不思議なところがある。 遠くから警戒し始め、さっさと逃げるかと思いきや、手を伸ばせば届きそうなほど近づいても頓着しなかったりする。 公園などで餌付けの洗礼を受けてしまった個体ならありそうなことだけど、里山の「天然もの」でも同様なのだ。 ↓画像は撮影距離4メートルほどだが、この時すでに20〜30メートル先のカシラダカは逃げ散っている。 クチバシ周囲が泥棒ヒゲのような黒い羽毛なのがオスの識別点。…

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 聞き慣れないさえずりが植え込みの奥から聞こえてきた。 しばらく待っていたら、ひょっこり姿を現したのはお馴染みのアオジだった。 夏の高原には無縁で未ださえずりを聞く機会がないのだが、か細くぎこちない歌は参考音源で聴くそれとは少々異なるようだ。 いわゆるグゼリと呼ばれる段階なのかもしれない。 夏鳥第一陣のツバメ便りは聞こえてきたが、四月〜五月は渡鳥たちの交代時期。 冬鳥の例に漏れずサクラが散ればアオジも北へ高原へと繁殖地への旅に出る。しばしのお別れだね。 …

青鵐(アオジ)♂♀

【スズメ目ホオジロ科】 数週間ぶりの里山はシジュウカラがツーツーピーと春を歌い、着込みすぎたフリースを脱ぐほどの陽気。 足下ではアオジのペアが食事に余念がない。 掲載画像はデジスコ撮影だがこちらに頓着なく近づき、6メートルの最短焦点距離内に入られてしまった。 すかさず400mm装着のデジタル一眼レフに換え、さらに後ずさりをしながらの撮影となった。 こうなるともう鳥撮りの至福だね。尚、手前のクチバシ周辺が黒く強面なのがオスで、奥の目元が優しげな個体がメス。雌雄が見た目の印象通り…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 茂みの中のひそひそ話に飽きたアオジが見晴らしの良い梢に出てきた。 オスほどには黄色くないお腹や喉も、朝日を受けて鮮やかに色映えしている。 アオジは鳥好きにとってポピュラーな野鳥だが、一般には案外知られていない。 里山や河川敷は言うに及ばず、都市郊外でも庭先や公園の植え込みからヂィヂィと密やかな地鳴きが聞こえてきたならアオジが潜んでいるはずだ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z8…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 冬の到来を実感させてくれる野鳥を問われれば、真っ先に思い浮かぶのはジョウビタキやツグミ。だが鳴き声(地鳴き)を聞くことで秋冬の実感を誘うとなるとアオジを筆頭にあげたい。ヂッヂッとかズッズッと書いてしまうといささか濁った字面だが、実際には秘やかで転がるような優しい音色。アオジを知らない人に「これがアオジの地鳴きですよ」と教えれば、皆一様に「あぁ、これが・・・・」と言った反応を示す。そう、アオジの地鳴きについては皆さん無意識に聞いてはいるようなのだ。住宅地…

青鵐(アオジ)♀

【スズメ目ホオジロ科】 雪が背景だと腹部の黄色が一段と鮮やかに映える。 が、当のアオジは雪に覆われた地べたに茫然自失。傍目にも気の毒な風情で佇んでいた。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2011年02月 横浜市青葉区 >>>既掲載の アオジ エントリーを表示>>>

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 カチカチに凍った田圃も彼らにとっては貴重なダイニング。ヅィッヅィッと密やかな地鳴きを交わし合いながら採餌に勤しんでいた。彩度の落ちた冬枯れ色の中にあっては意外にカラフルな装いだ。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2011年01月 横浜市青葉区 >>>既掲載の アオジ エントリーを表示>>>

青鵐(アオジ)♂

【スズメ目ホオジロ科】 高原では初夏を歌うアオジだが、平野部では冬鳥。十月上旬から地鳴きを聞いていたのだが、先週辺りから時折その姿を見かけるようになってきた。ここしばらく年を追って減じているようだが今季はどうだろう。圧倒的に数を増しつつある外来種のガビチョウと生息環境が被っているのが気にかかる。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2010年01月 横浜市青葉区 >>>既掲載の アオジ エント…

黒鵐(クロジ)♂

…の字を用いるアオジ(青鵐)も同様で、両種はホオジロ科に属している。 そのクロジに逢えたのは実に5年ぶり。前回は鎌倉の鶴岡八幡宮境内だったが、今回は地元里山の雑木林床で遭遇した。見ての通りスズメが煤にまみれたような羽衣だが、黒っぽいのはオスの特徴。メスはアオジのメスに似た褐色らしい。あえて「らしい」と書かざるを得ないのは証拠となるメスの姿をカメラに納めることが出来なかったためだ。なかなか逢えない鳥種だが、またも課題を持ち越してしまった。 スコープ:Kowa TSN-824M +…

青鵐(アオジ)♂

ガビチョウの騒ぐ藪では最近あまり見かけることがなく心配していたアオジだが、里山の林縁でちょっとした群れに出逢うことが出来た。霜の降りた田圃が彼らの餌場のようだ。 撮影 : 2010年1月 横浜市青葉区

青鵐(アオジ)♀

そこはかとなく儚げで秋の虫の音を彷彿させるアオジの地鳴き。晩秋から厳冬のブッシュを歩けば必ず聞こえていたのに、近年あまり聞かれなくなってきたようです。生息域の被る外来種ガビチョウやソウシチョウとの生存競争に押されているのではないかと危惧しているのですが、真相は彼らの好む生息環境同様の「藪の中」。 余談だけど、このシャープさを見ちゃうとデジスコも悪くないかなって。だけどデジタル一眼レフに比べると確実性の面では到底及ばないのも確か。結局どっちを持ち出すか、毎度の悩みは尽きないわけ…

青鵐(アオジ)♂

あまり見かけないまま季節は移ろい、まもなく彼らは北へ高地へと旅立っていきます。来季こそ大挙して戻ってきて欲しいもの。 ↑続けざまに天候不順の休日に今日も蔵出画像。 スズメだとばかり思っていた足下の小鳥がアオジだったので驚いて撮ったカット。ツグミなどもそうですが、渡りの直前は大胆になる様に思います。 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♀

今シーズンはアオジの入りが少ないようで、姿はもちろん地鳴きもあまり聞こえてきません。彼らの好む草藪は減る一方だし、生息環境が被る外来種ガビチョウはここ数年で急増中。それらの事象が影響しているような気がしています。 と、そんなことを考えていたら庭先のレッドロビンから飛び出してきました。灯台もと暗しとはこの事かと苦笑混じりの証拠写真。 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♂

クチバシの周囲が泥棒髭のように黒いオス。見ようによっては悪相ですが贔屓目にはこれも可愛さのうちだったり。 冬の間中儚げな地鳴きを聞かせてくれていた彼らも、繁殖の地である高原や北国を目指して旅立つ時季が近づいてきました。繁殖期となれば名歌手ホオジロの仲間だけにアオジのオスもかなりの歌い手。初夏の高原では梢の指定席でさえずりを聞かせてくれます。 そんな旅立ちや繁殖期を目前に控え内なる渇望が押さえきれないのでしょうか。このオスは小さな声でさえずりの前段階「グゼリ」を聞かせてくれまし…

青鵐(アオジ)♂

冬は平地、繁殖期は高原と棲み分けるので、自宅周辺では彼らのさえずりを聞く機会がありません。 例年だと4月中旬から地鳴きも聞かれなくなるので、その頃から繁殖地に向かって移動を始めるのでしょう。 こうして野鳥を写しても背景に春の息吹が現れるようになってきました。アオジに限らず冬鳥とのお別れが近づいています。 アオジのオスにしては優しげな顔を撮れたな・・・・っと独り言。 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース)…

頬白(ホオジロ)♀

…ジロ科の仲間アオジ(青鵐)の由来は緑のホオジロの意である「あおしとど」が変化したのだとか。この「しとど」は極稀な迷鳥として日本でも例のあるサバンナシトド・ミヤマシトドなどホオジロ科に属す新大陸系の鳥和名として活かされています。 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) カメラ設定:f=23.7mm F5.1 1/40sec AWB ISO50 AV-0.67補正(合成焦点距離f=3648mm相当 F9.2…

青鵐(アオジ)♀

チッチッと聞こえる地鳴きを頼りに梅林脇のブッシュを覗き込んだら、アオジのメスが鳴いていました。 地鳴きとはいえ鳴いてる瞬間はこんなに大きく口を開けるのですね。驚きです。 地味な羽衣ですが、野鳥に興味を持ち始めた早々にその名を覚えたホオジロ科のなじみ深い野鳥。でも夏の高原でさえずる姿は見たことがないので、今夏は彼らの美しい歌声を聞いてみたいものです。 EOS 20D EF400mmF5.6L USM ISO800 1/50sec F5.6 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♂

ススキの中や公園の植え込みの中から耳に心地よいヂッヂッという地鳴きが聞こえたら、おそらくそれはアオジでしょう。同科のホオジロやカシラダカに比べるとおっとりしたアオジのこと、しばらく待っていると姿を見せてくれます。 そうそう、ススキや葦原のアオジに比べると公園の植え込みで見かけるアオジは黄緑色が濃いように見えるのですが、う〜ん気のせいかな。 EOS 20D EF400mmF5.6L USM + Teleplus300(1.4x) ISO800 F5.6 1/80sec EOS …

青鵐(アオジ)♀

今季はなかなか姿を見かけなかったアオジですが、ここにきてその数を増やしたように思えます。 住宅街の植え込みなどからも彼等の地鳴きが聞こえてくるようになりました。 雪の中から何やらゲット。地上での採餌が多いアオジにとって、全てを覆い尽くす雪は非情ですね。 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♀

林床でカサコソカサコソ。アオジとホオジロが落ち葉をひっくり返しながらの餌探し。 警戒していたのは初めだけ、夢中になると少しずつ距離を詰めても気にもとめませんでした。 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♂

決して攻撃的じゃないし、同族のホオジロ譲りの歌い手でもありますが、如何せん悪相なアオジのオス。水浴シーンを覗いていたら「くぉらぁっ!」と一喝されてしまいました。 おおコワッ! 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♂

名歌手ホオジロの仲間とくればさえずりに期待してしまいます。幸いアオジは期待に違わぬ歌い手でホオジロよりは高音域を得意とするようです。ところが、残念なことに我が家周辺では聞くことが出来ません。つい数週間前まで沢山見かけたのですが、この時期もう少し山深いエリアに移動する個体が多いからのようです。 優しげな風貌のメスと較べるとちょっと強面。何となく泥棒面に見えてしまうのはご愛敬でしょうか。 前後の「アオジ」エントリーを読む>

青鵐(アオジ)♀

野道を歩いていると藪の中からひょっこり出てきて意外な至近距離でのご対面もしばしば。地味な鳥ですが地鳴きも意外に美しく、空振りしそうな鳥見の時もしっかり慰めてくれもします。 関東南部ではホオジロとカシラダカ、そしてこのアオジがホオジログループのビッグスリーってところでしょう。 前後の「アオジ」エントリーを読む>