緋鳥鴨 の検索結果:

女子力高しヒドリガモ

ヒドリガモ(緋鳥鴨) 四季を通して身近なカルガモは外見的に雌雄がほぼ同様*1だが、冬鳥として渡来する他のカモはオスが繁殖羽へと換羽することで派手な羽衣を纏う。別の見方をすればカモの仲間のメスは悉く地味な羽衣とも言える。ヒドリガモのオスは比較的シックな繁殖羽だが、メスより目立つことについては例外たり得ない。 この時季は繁殖羽への換羽が未了なオスが多く、↑の手前の個体も三列風切が伸びきっていない。それでも奥に寄り添うメスより目立っているが。 換羽完了間近の個体。尾脂腺*2にクチバ…

水辺はカモの季節

ヒドリガモ(緋鳥鴨) 【カモ目カモ科】 インスタグラムにアップしたコガモの写真についてロシアの方からコメントをいただいた。そんなにカラフルなカモを見たことがないのだそうだ。一拍おいて気が付いた。そうか、繁殖地のロシアではエクリプスなのかと。 馴染みのカルガモは例外だが、カモのオスは越冬地で繁殖相手を探し始める秋頃からメスの気を惹くべく派手な繁殖羽に換羽する。そして相手が見つかればまた地味な非繁殖羽つまりエクリプスへと換羽する。繁殖地たるロシアでは厭が上でもエクリプスを見かける…

緋鳥鴨(ヒドリガモ)♂

【カモ目カモ科】 撮影は先週だが、今季のヒドリガモ初撮りカット。 渡来早々とは思うのだが、繁殖羽への換羽が遠目にもヒドリガモのオスと分かるほどには進んでいる。とは言え脇の羽毛や下尾筒辺りにはエクリプスの名残が残っているので、これでもまだまだ過渡期の羽衣だ。 ヒドリは緋鳥と書くけれど、おそらくオスの頭部色に由来するのだろう。 緋色という単語を最初に覚えたのは十代の頃に読んだコナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズ最初の作品「緋色の研究」。原題は「A STUDY IN …

緋鳥鴨(ヒドリガモ)♂

赤茶色の頭部にクリーム色の縦ストライプが特徴のヒドリガモ(オス)。 ユーラシア大陸の高緯度地帯に広く分布し、冬季は日本にもほぼ全土に飛来します。 一方北米大陸にはアメリカヒドリという近種が生息し、日本でも希に観察されています。*1 どうやら下の個体はそのアメリカヒドリの血が混じっているようで、目の周りにある緑色にアメリカヒドリの特徴が垣間見えます。 新旧大陸の中間にあるアリューシャン諸島からシベリアの東部沿岸部にかけてはヒドリガモとアメリカヒドリの繁殖地として被っているため、…

緋鳥鴨(ヒドリガモ)♂

内湾など、穏やかな海でも見かけることがあるヒドリガモですが、マガモやカルガモと同様の淡水カモのグループに属します。 雄は識別が容易で、赤茶色の頭部にクリームの色の縦ストライプが目印。 それにしても緋鳥と名乗るには赤みの彩度が足りないような。 他のカモ類に紛れ込むと赤さが目立つからなのかな?