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オナガはいつも不期遭遇

オナガ(尾長) 【スズメ目カラス科】 オナガは樹上性の鳥と認識しているのだが、今回は珍しく地上採餌に出くわした。なにやら虫の類いを食しているようでしばらく地上に留まっていたが、その間長い尾羽が地面につかないように高く掲げ気味にしていたのが面白い。そんな所作になんとなくオナガの地べたアウェー感を感じる。 なんとか飛翔シーンを撮りたいと、1時間ほど粘って撮影。できれば翼を広げたシーンを押さえたかったのだが、まぁ贅沢は言うまい。 鳥にとって空気は「掴むもの」もしくは我々にとっての水…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 37cm前後とされるオナガの体長ではあるが、その名の由来である尾羽が20cm以上あり、実質的なサイズはせいぜいムクドリ大。 体重も70g前後とあるので、ムクドリやヒヨドリよりやや軽量ということになる。 カラス科に属すといってもハシボソガラスの1/6、ハシブトガラスの1/10程の重さでしかない。 これでは営巣中の卵やヒナをカラスに狙われると為す術がないのも道理だが、どっこいオナガには奥の手がある。 カラスに対して優位に立てる小型のタカ「ツミ」の巣周辺で繁殖…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 西日本には生息しないなど分布に偏りがあるオナガだが、ここ南関東では年間を通して見られる普通種。 とはいえ大概の留鳥がそうであるように、本種もまた落葉とともに目にする機会が増えてくる。 青灰色の美しい羽衣を纏っているのだが、カラスの眷属とは意外だろうか。 いや、「ゲェー」や「ギィー」と聞こえる悪声を聞けば、さもありなんと納得だろう。 加えて黒いベレー帽にも例えられる頭部だが、捕獲調査した話を聞けば実際には濃紺なのだとか。 黒く見えていてその実メタリックな青…

尾長鴨(オナガガモ)♂♀

【カモ目カモ科】 一気に冬が加速したらしく、フロントガラスが氷結していた。 空を横切るカモのシルエットにいっそうの季節感を募らすのはトリミストの性だろう。 画像は昨季の11月下旬に撮り溜めたオナガガモの蔵出し。 色付く樹々を映す水面にオスのシックな装いが似合っていた。 だが、換羽は未了らしく名前の由来となっている尾羽はまだまだ伸びきっていない。 一方のメスはといえば、地味を絵に描いたような装い。 オスほどの特徴が無い分、他のカモと見分け難いが、さすがに尾羽がスッと伸びている。…

尾長(オナガ)

…の見方もある。 ともあれ、西日本のバードウオッチャーには垂涎であるらしい。尚、本種について「オナガドリ」の表記をみかける。 詩歌では五文字が好まれ用いる例もあるようだが、オナガドリとは本来ニワトリの品種「尾長鶏」のこと。 数メートルに達する尾羽の長さを競う鑑賞品種であり、カラス科のオナガとは縁もゆかりもないので注意を要す。撮影データ Canon EOS 7D + EF400mmF5.6L USM /2013年11月 横浜市青葉区 >>>既掲載の オナガ エントリーを表示>>>

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 オナガは不思議な分布の鳥で、ユーラシア大陸の両端、日中韓などの極東と遙かイベリア半島に生息している。 かつてはユーラシア大陸に広く分布していたらしいのだが、氷河期に分断されて現代に至ったらしい。 さらに、生息している域内においても偏りがあり、例えば日本では中部地方以東に限定されている。 素人目には繁殖力もあり他種との競合に弱いとも思えないのだが、何がオナガの西進を阻んでいるのだろうか? 上に位置する個体は成鳥だが、下側の個体はまだ幼羽の面影を残している。…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 サクラも盛りを過ぎた裏山が賑々しい。 何事かとカメラを掴んで飛びだしてみれば、オナガの群れが騒いでいた。 散る逝く花を惜しんで宴会でもしているようだ。 注意深く耳を傾けてみると聞き慣れたゲェーイゲェーイに混ざって甘えたような鳴き声が混じっている。 彼らもまた恋の春を迎えているのだろうか。 撮影データ :Canon EOS 20D + Canon EF400mmF5.6L USM / 2012年04月 横浜市青葉区 >>>既掲載の オナガ エントリーを表示…

尾長鴨(オナガガモ)♂エクリプス

【カモ目カモ科】 二週間ぶりに訪ねた池にはコガモに続きオナガガモが渡来していた。コガモのオスはまだまだ換羽中でメスとの識別に手間取るが、オナガガモのオスは繁殖羽への換羽がかなり進んでいた。この状態で渡ってきたのだろう。 渡来直後だというのにすっかり人慣れしたようで、デジスコを使うまでもなく撮影することが出来たが、これは痛し痒しの状況。数十羽となり一大勢力となったコガモには未だ容易に近づけないのに、オナガガモは渡来早々でも簡単に餌付けされてしまう気質のようだ。撮影が難しくても構…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 昨冬撮った蔵出しカットだが、目を凝らすとオナガの足が多すぎる。オナガはカラスの仲間なので、三本足ならJFAのシンボルマークにもなっている八咫烏(やたがらす)か・・・・ と言いたいところだが実は後ろに一羽隠れている。その辺が気にくわず撮った段階ではボツにしていたのだが、如何せんネタ切れの日々。野鳥ブログの看板を下ろすのも癪なので、急遽出番となった次第。ご容赦下されたし。 撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) /…

尾長鴨(オナガガモ)♂

【カモ目カモ科】 まるで装いの異なるカモだが、どちらもオスのオナガガモ。なによりも黒とグレーに塗り分けられたクチバシがその事実を雄弁に語っている。これがつまり換羽の差。エクリプスから繁殖羽に換羽を完成させつつある個体と換羽の遅い個体というわけだ。同日同所の撮影だがずいぶんと違うものだ。 ↑が繁殖羽に換羽完了目前 ↓はまだまだエクリプス(非繁殖羽)の面影が濃い 撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2010年10月 東京都町田市 >>>既掲…

尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】 昼下がり、ゲーイゲーイと騒ぎ立てる窓外の喧噪に夜勤明けの眠りを妨げられた。起き抜けの惚けた頭で「ありゃぁオナガだなぁ」と思いはするものの、どうにも寝床を抜き出す気力が湧いてこない。麗しき乙女のウェークアップコールなど望むべくもないけれど、せめてもっと美声の鳥が起こしてくれたならなぁ。 画像は昨冬撮影の蔵出し。姿と声のギャップが大きな鳥だよ、まったく。 撮影データ : Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO E…

尾長(オナガ)

残り少ない熟柿には次々と野鳥が集まってくる。先客のヒヨドリを追い散らしてオナガが暫しの独り占め。 撮影 : 2009年12月 横浜市緑区

尾長(オナガ)

雨上がりの遅い午後、一週間ぶりの探鳥に。薄暗い雑木林はオナガの群れが居座っていた。ムクドリやヒヨドリもスタンバっていたので、どうやら目当ては隣接する果樹園。柿の収穫作業が終わるのを待っているようだ。 オナガのシックな色遣いは、冬の色に染まりはじめた雑木林によく似合う。すかさずパチリと行きたいところだが1/10秒は野鳥撮影にとって厳しすぎるシャッター速度。被写体ブレを大量生産してしまった。 撮影 : 2009年11月 横浜市緑区

尾長鴨(オナガガモ)♂

渡来直後のオナガガモだけど、換羽が進み繁殖羽らしさが目立ちはじめている。メスとの識別に悩むようなエクリプスとの遭遇を期待していただけに肩すかしを食らった気分だ。 撮影 : 2009年10月 東京都町田市

尾長(オナガ)

なにやら騒々しいと思ったら頭上にオナガ。シックで美しい鳥なのに濁った鳴き声が玉に瑕。

尾長鴨(オナガガモ)♂♀

淡水域で見かけるカモとしては最大なのがオナガガモ。オスの識別を容易ならしめている長い尾羽とシックな羽衣には何となくフランス的なセンスを感じるのだけど、なるほどと頷くべきか彼らの生息分布には西ヨーロッパも含まれているようです。一方ご多分に漏れず地味なメスも、オスには及ばないまでも尾羽は長め。上品な装いもさることながらシルエットの美しさでも彼と彼女は際だっています。 餌付けによる人慣れしやすい性格も彼らの特色といえそう。ハクチョウ餌付けのニュース映像が流れると、決まってオナガガモ…

尾長(オナガ)

ふと気付いたけど、この植栽(自信がないけどシュロでいいのかな?)とオナガの組み合わせを幾度か見かけています。樹皮の中に好みの虫でも隠れているのかも。

尾長(オナガ)

都心の青山界隈でさえ見かけたことがある*1ほどで、関東ではポピュラーなオナガ。ところがいざ探すとなると意外に見つけられなかったり、かと思えば住宅地の中で出会い頭に遭遇したりと、何となく神出鬼没なイメージがあります。 このアングルだと判りにくいけど右上の個体には幼鳥の面影が。甘えた素振りから察するに、親子なのかもしれません。 *1:付近には代々木公園や青山霊園もあるしね

尾長(オナガ)

日曜早朝の散歩中、5〜6羽の群れに遭遇。騒ぎ立てながらモズと睨み合っていました。 関東では至極当たり前のオナガですが、関西以西のバードウォッチャーにしてみれば垂涎だったりします。 それにしてもオナガの撮影は難しい。黒いベレー帽を目深に被ったような配色故に目が潰れてしまいがち。今回は順光だから目にキャッチライトは入っているけど、眼球の部分はあまり分離していないなぁ。シジュウカラも厳しいけど、相対的に目が小さいオナガの場合はさらにその上を行く感じです。

尾長(オナガ)

梢の上で鳴く姿はサイレントの世界でこそ絵になりますが、ギューイギューイやゲェーゲェーといった悪声を聞いてしまうといささか萎えます。ことオナガに関する限り「天は二物を与えず」という格言は的確と言うほかありません。 であるにしてもこの鳥に出会うたびに嬉しくなるのは、悪声をさっ引いてもあまりあるシックで絶妙な配色ゆえでしょうか。ひょっとすると分布が限られ西日本では見られないという東日本在住小市民をくすぐる何かのなせるところかもしれません(^^ゞ 撮影データ:CASIO EX-Z85…

尾長鴨(オナガガモ)♂♀

晴天の続く南関東。今日こそ気温は低めですが、明日には暖冬に戻るとか。この冬は例年になく暖かな日差しが注いでいます。 池畔ではカモ達がうつらうつらと居眠りし、木々からは早くもシジュウカラの恋の歌が聞こえてくる始末。 こうして季節の誤差が大きく膨らんでくると、渡り鳥をはじめとする野鳥たちの生息分布も変わってしまいそうです。 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) カメラ設定:f=11.8mm F5 1/64…

尾長(オナガ)

例年になくカケスの多い冬ですが、同じカラス科のオナガはあまり見かけません。 どうやらカケスよりオナガの方が移動性が高いような気がします。 その数少ない遭遇は冬枯れた雑木林の中でした。 見上げる角度で撮っているので肝心の尾羽があまり長く見えませんね。 EOS 20D EF400mmF5.6L USM + Teleplus300(1.4x) ISO800 1/800sec F5.6 (合成値:f=560mm F8)

尾長(オナガ)

見かける頻度はそこそこあるのにじっくり観察したり撮影できる機会が滅多にない。オナガにはこんなジレンマを感じています。そして美しい姿と裏腹の悪声もオナガのカラスたる由縁かも。そんなオナガも分布しているのは本州中部以北なので、西日本のバードウォッチャーにとっては縁の薄い野鳥でもあります。 撮影データ:CASIO EX-Z850 & Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) カメラ設定:f=16.6mm F4.4 1/60sec AWB ISO50 AV-0…

尾長鴨(オナガガモ)

沖縄編はちょっと一休みして旬な(と言っても3日前だけど)地元ネタです。 今年も自宅近くの川にオナガガモがやってきました。ABCの3枚が数日前に撮影した彼等です。最後のDは同じ場所で今年の3月に撮影した渡り直前のオス。換羽しきった状態として参考掲載しました。 さて、Aの個体はおそらくメスですが、BとCはそれぞれエクリプスからの換羽中のオスのようです。 特にCは相当換羽が進んでいるようで、それ故にみすぼらしく見える段階のようでもあります。 それにしても、Aのメスはともかくとして、…

尾長鴨(オナガガモ)♂

続々と冬鳥が飛来しているようです。 週末は近所の川にカモウォッチングに出かけたいと思いつつ、今年の春に撮った渡り寸前のオナガガモ(オス)をフライング掲載しちゃいます。 カモの中ではもっともエレガントな装いだと思っているオナガガモ♂ですが、大半はエクリプス状態で飛来していることでしょう。 この姿に冠羽し終えるのは何月頃かな。 ちなみ近所の川にやって来るレギュラーメンバーはこのオナガガモとコガモ。希にマガモとヒドリガモも飛来するようです。 里山の溜池には例年マガモとキンクロハジロ…

尾長(オナガ)

中部地方以北に住むオナガは似ても似つかぬカラスの仲間。それでも姿に似ぬゲェーィゲェーィという悪声を聞いてしまうと納得させられてしまいますが、それさえなければ優美な鳥です。 ↓こちらは若鳥。黒化しきっていない頭部からはどことなく同族カケスの面影を感じます。 以前ほど見かけないなと思っていたら、最近はその数を減らしているという報告がある一方で、生息域を広げているともいわれているそうです。早い話が分散することで生息密度が低くなっただけのようにも思えるのですが真偽のほどは分かりません…