台風その後

イソシギ(磯鴫)

 台風19号が去って六日目。東京神奈川の都県境を流れる多摩川ではその両岸にメガロポリスが忘れていた浸水被害が発生した。橋梁から見る河川敷の荒廃は川の暴れっぷりを今も尚留めている。

 地元の小河川もさぞかし荒れただろうと思い込んでいたのだが、訪ねてみれば水嵩こそ少々多めながらかつてないほど透明な水流に驚いた。巡回していた河川関係者が言うには、川底に堆積していた土砂が下流に押しやられたことが原因らしい。

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 浅瀬にいたのはイソシギ。渓流と遜色ない透明度に水底の足もくっきり見えている。

カワセミセキレイの類いなど、レギュラーの鳥たちも元気そうな様子。まずは安堵と思いたいのだが、またもや台風20号が接近中だとか。今年の関東は台風の波状攻撃に晒されているかのようだ。

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- 撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32x)