「撮月見月」じゃないかとの声が聞こえてきそうな更新状況。野鳥撮影は早くも滞り、ハードディスクから過去同時季の画像を蔵出しする羽目に陥っている。盛夏に向かって夏枯れ必至なのに、前途多難なことだ。
チョウゲンボウ(長元坊)♀
スズメとおぼしき獲物を掴み、腹を空かせた幼鳥の元へと帰ってきた。
この親鳥の狩りは成功率が高く、2時間ほどの観察中4回も獲物を運んできた。内訳は2回がスズメらしき小鳥で、あとはバッタあるいはカマキリのよう。
実はこのときまでチョウゲンボウはあまり小鳥を狩らないと考えていたのだが、そんな先入観を一蹴されたことを思い出す。さすがはハヤブサの眷属。
飛翔シーンを撮る場合、背景が煩雑だとカメラのオートフォーカス(AF)が被写体に追従出来ずピンぼけを量産してしまうことが多い。このときは咄嗟のマニュアルフォーカス(MF)でしのいだが、それは遅延のない一眼レフの光学ファインダーと瞬時のMF優先(フルタイムマニュアルフォーカス)が可能なレンズの恩恵だとも思っている。
はたしてレンズ交換式カメラの趨勢となりつつあるミラーレス機の電子ビューファインダーでどこまでそれが可能なのか、機材重量が堪えはじめたヒゲボウズ爺は気になって仕方がない。