昔は感謝されたんですけどねぇ

ムクドリ(椋鳥)

 【スズメ目ムクドリ科】
昨日のキビタキに続きオオルリでと行きたいところだが、あいにくの曇天。プチ遠征をあきらめ自宅付近でデジスコの調整と練習。最優先の目的は更新したデジスコシステムでの望遠端を試すこと。

そんな思惑を知ってか知らずか、協力してくれたのはムクドリ

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最大倍率のテストでクチバシ先端に焦点を合わせ、あえてフレーミングしたカットだが、かえって面白いフレーミングとなった。

せっかくだからムクドリの立場も代弁しておこうか。
最近では糞害で悪役キャラだけど、かつては田畑の害虫を駆除してくれる善玉だった。
今でも人知れず虫取りにいそしんでいることを覚えておくべし。

-撮影データ:Canon PowerShot G9 X Mark II / Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32x)

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4年目のフィット ハイブリッド

  丸4年を経過したフィット ハイブリッド(GP5)の走行距離は25,000kmで、年平均6,000km少々といったところ。仕事で使用している軽自動車の年間走行距離は15,000km以上。フィットは家族も使っているので多少差し引くとしても、ヒゲボウズ個人の年間走行距離は20,000kmを超えているようだ。市街地走行が大半なので日に3時間は運転していることになる。道理で運動不足なわけだ。

そのフィット ハイブリッドの購入を巡っては2度ほど書いた記憶がある。 tpong.hatenablog.com

tpong.hatenablog.com

あれから4年。乗って分かった良いこと悪いことを雑感程度に記しておく。

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まず故障歴から

最初の一年間にエンジンもモーターも作動しない謎の停止が2回あった。ディーラーが検査したところDCTに関わるトラブルだったようで、車載コンピューターを交換してからは起こっていない。それでもしばらくは疑心暗鬼だったことを思い出す。

 うたい文句の燃費性能

通算燃費は19.5km/L。カタログ燃費(JC08モード 33.6km/L)には遠く及ばないけれど、購入前の想定範囲内に収まっている。
燃費が一番落ち込む季節は冬で17km台まで落ちることも珍しくない。熱くなった冷却水の放熱と送風だけのレシプロ車と異なり、発熱にも電気を用いるのが最大の原因だろう。夏より悪化するのは意外だったが、おそらくはエンジンの熱を一定以上に保つためだけに回すからだろう。

エアコンを多用しない季節なら市街地走行でも20km/L以上を維持しているが、特筆すべきは遠乗りでの低燃費。8月下旬の東北二人旅では27km/Lをマークし、その間1,000km無給油走行を達成した。昨秋の山口県往復では3人乗車で25km/Lだったのだが、東北道より巡航速度が速いことと一人多かったことによる差がでたようだ。

余談だが、山中湖近くのSSで給油したことがある。道志街道など一般道を使って帰宅したのだが、帰宅時点での燃費計は33km/Lだった。約1,000メートルの標高差と信号と交通量の少ない道志街道が起こしたマジックだったのだろう。

使い勝手

全長5mに満たないコンパクトカーとしては画期的な車内空間と多彩なシートアレンジには再三助けられた。大人3名乗車前提なので購入検討の際にアクア・デミオにしなかったのは正解だったと確信している。ただし後方視界は今どきの車に共通して宜しくない。

問題点

※サスペンション

以前のクルマ初代フォレスターと比べるとリアサスがプアー。トーションビームの宿命かとも考えたのだが、一時期所有していたスズキスイフト(三代目)はトーションビームながら実に落ち着いた挙動だった。メーカーの考え方なのだろうか。
メーカー指定のエコ系タイヤをコンフォートタイヤに換えたところ、ゴツゴツした突き上げが減り多少の改善は果たしたが、わずかに燃費が落ちたようだ。いずれにしてもファミリーカーのセッティングとしては疑問が残る。

トランスミッション

故障歴でもふれたが、7速DCT(デュアル・クラッチトランスミッション)には疑問が残る。クラッチ直結によるエネルギー効率やエンジンとモーターの合成出力など、クラッチ方式ならではの利点もあるのだろうが、トルコンオートマチックやCVTと比べると低速域でのギクシャク感が目立ってしまう。

※フロントガラス

フィットのボンネットを見るとかなりショートノーズに見えるのだが、これはちょっとしたトリック。実は異常に長いダッシュボードで相殺されて、エンジンルームはボンネットよりかなり奥まっている。この辺りの整備性は分からないが、問題はこのデザイン上かなり傾斜したフロントガラスにある。逆光あるいは真上近い太陽光がダッシュボードに当たると、フロントガラスに映り込んで前方視界を妨げること甚だしい。この前傾が空気抵抗とのバーターだとしたら、ダッシュボードの反射を徹底的に抑えるべきだろう。
またフロントガラスの両脇、いわゆるAピラーが太く、特に右ピラーの死角が大きい。

 

ざっと書いてみて、燃費とユーティリティ以外は不満だらけだったんだなと(苦笑)
総じて評価の難しい車とは思うのだが、実のところ愛着もわいてきた。アバタもエクボとまで行かないのが悲しいところではあるけれど。

- 撮影データ:Canon EOS 6D Mark II / EF70-300mm F4-5.6 IS USM