頬白(ホオジロ)♂

【スズメ目ホオジロ科】
我が家の初詣は、ようやく家族がそろった10日のこと。
混雑する寺社を避け、以前から気になっていた神社に出向いて祈祷を受けてきた。
などと書けば信心深いようでもあるが、社の名称に「鳥」の字が含まれているといういかにもな動機。
トリバカをお笑いあれ。

神鳥はカンドリに非ずシトドと読む。
社の縁起によれば日本武尊の化身である白鳥を神鳥と書くようになり、これをシトドと読むようになったとある。
だが、トリバカの知るところではシトドとはすなわちホオジロの仲間の古称でもある。
シトドは「鵐」と書き、例えば拙ブログで馴染みのホオジロアオジの漢字表記は「青鵐」となる。
上記リンク先、お社のウェブサイトにも「神鳥(しとど)考」なる考察が綴られており興味深い。

さて、ホオジロである。
季語は春、さえずりの聞きなし「一筆啓上つかまつりそろ」は耳に風流というべきか。
その実彼らは四季を通して身近な野鳥。
真冬のふっくらした風情も捨てがたいとは、トリバカ故の贔屓目だろうか。
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