長元坊(チョウゲンボウ)成鳥♀・幼羽♀

ハヤブサハヤブサ科】
入手間もないクルマを駆って、オオヨシキリを見るべく某川へ。
ところが、川面をかすめるツバメ以外これといった野鳥を見かけない。いや、鳴き声さえ聞こえてこない。
その理由は、チョウゲンボウの親子と遭遇したことで納得できた。

手前が母鳥、そして奥の幼鳥は成鳥と大差ないほどに成長している。
母親の掴んだバッタをおねだりするのだが、親鳥は簡単には渡さない。
焦らしながら、少しずつ自立を促しているようにも見える光景だった。

重そうな獲物を抱える親鳥がレンズの至近を横切った。
夢中でシャッターを切るも、獲物の正体が分からない。
チョウゲンボウとの対比から大きさを推定しつつ、連続撮影したカットを精査したところ若スズメのようだ。
一瞬の油断で狩る側と狩られる側の境を越えてしまうのが野生の世界。
残酷と思うことなかれ。これもまた生命連鎖の断面なのだから。
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さてさて、某猛禽にあやかったナンバープレートが早速の面目躍如。
なにしろ鳥見初出撃でいきなり「親類」と邂逅だもの(笑)