河原鶸(カワラヒワ)♂

【スズメ目アトリ科】
耕地や菜園が点在する我が家周辺では、年間を通してカワラヒワの姿を見かける。
その名に反し、必ずしも水辺にこだわる鳥種ではない。
冬の間は10羽以上が電線にズラリと並んで鳴き交わす姿を見かけたものだが、この時季はペアでの行動が目を惹く。
それでも朗々とさえずるオスを見かけなくなったので、繁殖も佳境なのかも。

休耕地に舞い降りたカワラヒワが頑丈そうなクチバシで啄んでいるのはマメ科の種子のよう。
カラスノエンドウ(正式にはヤハズエンドウ)だろうか?

このクチバシは時として収穫間近の稲を荒らすことがあるのだが、幸にしてスズメほどには咎められずにいる。
スズメはおこぼれを頂戴する以上に害虫を駆除してくれるが、カワラヒワはもっぱら植物食の簒奪者であるらしい。
とはいえ「雑草の種子を食していることで一定の除草効果はあるのかも」と考えるのは鳥好きの贔屓目か。
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