鳰(カイツブリ)

カイツブリカイツブリ科】
カメラテストをかねて里山溜池にカイツブリ親子を訪ねると、4羽の幼鳥が元気よく泳ぎ回っていた。
親鳥は一羽しか見あたらないが、子育て途中から一羽が欠ける状況は以前にも幾度かあったこと。
ある段階から片親になることはカイツブリでは珍しくないのかもしれない。

話は遡るが、5個の卵全て孵化したものの、最後のヒナは早々に行方不明となっていた。
そのことが前途の多難を思わせていたのだが、今に至って残りの4羽が生存しているのは嬉しい驚きだ。

暫く観察してみたが、親が面倒を見ているのは1羽のみ。
自活を促しているのだろうか、残りの幼鳥たちは無視されているように見えた。
その末子らしき幼鳥にしたところで潜水が出来るほどに成長している。
溜池を賑わせた子育ての夏も、そう長くはなさそうだ。

撮影データ :Canon EOS 7D + EF400mmF5.6L / 2013年08月 横浜市
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