鳰(カイツブリ)

カイツブリカイツブリ科】
出典は忘れてしまったが、カイツブリの仲間は鳥類としてかなり古い部類らしい。
白亜紀末の大絶滅直後に現れ、幾度かの氷河期を乗り越え連綿と生き続けてきたという。
それにしては繁殖が下手くそな気がするのだが、この池に生息するペアに限った話なのかもしれない。

そのヘタレキャラなカイツブリも今回の巣は順調の様子。
先週末には3個だった卵も5個に増え、巣の体裁もそれらしくなってきた。
巣を離れる際に落ち葉で卵を隠すなど、多少の知恵も付いたかに見える。
あと2週間もすればヒナが孵り始めるはずだが、台風やゲリラ豪雨に見舞われませんようにと祈るばかりだ。

羽衣を繕っているかと思うと、伸び上がって羽ばたく動作を観察できた。
このディスプレイは時折見かけるのだが、今さら求愛でもないだろう。
いったいどんな意味があるのかなぁ。

撮影データ 〈下〉Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / 〈上〉Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L USM / 2013年06月 横浜市
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