【カイツブリ目カイツブリ科】
里山の溜池からカイツブリの鳴き交わしが聞こえてきた。
先月末は一羽しかおらず寂しげに鳴いていたのだが、無事に相手を見つけたようだ。
人間心理としてはオスがメスを待っていたように思えるのだが、カイツブリは外見からの雌雄識別が困難。
残念だが出逢いに至るドラマの筋書きまでは見えてこない。
寄り添っているような二羽のポーズは求愛ダンスのワンシーン。
いや、交尾を終えてから踊っていたので、むしろ愛情確認ダンスといったところだろうか。
事ここに及んで産卵するであろうことは確実なのだが、問題は巣のロケーションが良くないこと。
画面右に見える枝先の落葉が作り始めたばかりの浮巣だが、風が吹くたびに大きく揺れている。
例年この池のカイツブリは最初の営巣に失敗するのだが、このままだと同じ轍を踏みそうだなぁ。
撮影データ ：Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2013年05月 横浜市
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