鵯(ヒヨドリ)

【スズメ目ヒヨドリ科】
ヒヨドリの和名漢字は「鵯」で、悲しいかな卑しい鳥であるらしい。
少なくとも鳴き声は迷惑至極で、鳥好きを自認していてさえ彼らの鳴き声は騒音の類だと思ってしまう。
それほど声高で騒々しいヒヨドリだが、見た目と異なり東西横綱の地位をメジロと分ける甘党の双璧でもある。
論より証拠、ウメからサクラと続く花樹の季節、ヒヨドリのクチバシも花粉に黄色く染まっている。

一年中かしましく騒いでいる感のある彼らだが、案外その生態には謎が多い。
晩秋と晩春、相当数のヒヨドリ津軽海峡を渡ることが知られており、彼らの一部は渡り鳥であるらしい。
冬の間に見かけるヒヨドリ留鳥なのか冬鳥なのか、残念ながら見分ける術はない。

撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2011年04月 横浜市青葉区
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