鷽(ウソ)♂

【スズメ目アトリ科】
先月のエントリーでも触れた通り、今季はウソの当たり年だ。
前回は2006年から2007年にかけての冬季だったので、実に6年ぶりとなる。
その間全く見られなかったわけではないのだが、やはり鳥好きには得難いシーズンと言えそうだ。
地元の里山を歩くと必ずと言って良いほど姿を見かけるか特徴的な鳴き声を耳にしているが、居着いているのは4羽ほどであるらしい。

どうやら梅の芽よりは桜が好みらしく、尾根筋の山桜が格好の餌場であるようだ。
せいぜい花を減らさぬよう念じてみたものの、この心持ちは古の歌人も同じだったと見える。

  桃園の 花にまがへる 照鷽の
         群れ立つ折は 散る心地する

梅でも桜でもなく桃ではあるが、西行法師もウソの食害が心配だったのかもしれない。

撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2013年02月 横浜市
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