磯鴫(イソシギ)

【チドリ目シギ科】
セキレイ類の観察に疲れて腰を下ろしていると、川面の向こうに飛来したイソシギがいきなり水浴びと羽繕いをはじめた。
イソシギは河川や湖沼でも見かけるポピュラーなシギなのだが、案外警戒心が強く近づき難い。
ところがどうやら対岸で三脚をたてたオヤジには気づいていないようで、カラスに驚いて飛び去るまでのおそらく15分ほど様子を観察することが出来た。

鳥は動くものには敏感だが、「元々そこに在ったモノ」には無頓着であることが多い。
こちらが動きを最小限に留めていれば、案外気づかれずに済むものだ。
こと鳥への接近に「急がば廻れ」は通用しない。横の動きや急な動作は禁物なのだ。
真っ直ぐにゆっくり近づくことが鉄則で、鳥から見て同じ場所に留まっているように見えるよう心がけることがコツといえそうだ。
カワセミまで3メートルとか手を伸ばせば届きそうな遭遇も幾度か経験してきたが、冷静に考えてみると必然に近い条件が揃っていたと思われる。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年12月 横浜市青葉区
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