尾長(オナガ)

【スズメ目カラス科】
オナガは不思議な分布の鳥で、ユーラシア大陸の両端、日中韓などの極東と遙かイベリア半島に生息している。
かつてはユーラシア大陸に広く分布していたらしいのだが、氷河期に分断されて現代に至ったらしい。
さらに、生息している域内においても偏りがあり、例えば日本では中部地方以東に限定されている。
素人目には繁殖力もあり他種との競合に弱いとも思えないのだが、何がオナガの西進を阻んでいるのだろうか?

上に位置する個体は成鳥だが、下側の個体はまだ幼羽の面影を残している。
それにしてもゲーイゲーイと聞こえる悪声からは想像できない優雅な羽衣だ。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-14WE(32xアイピース) / CASIO EX-Z850 / 2012年12月 横浜市緑区
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