大鯵刺(オオアジサシ)

【チドリ目カモメ科】環境省レッドリスト危急種(VU)
 この際だから夏枯れ対策はアジサシ特集にしようと画策。第二弾は西太平洋からインド洋にかけて広く分布するオオアジサシ。
 日本では夏鳥として小笠原や南西諸島で見ることが出来る。特筆すべきはその繁殖地で、国内で確認されているのは小笠原の西之島と何かと騒がしい尖閣諸島の北小島に限られている。石垣島で撮影したこの個体は尖閣生まれなのかもしれない。

 ウイングスパンが130cmにも達する大きなアジサシだが、撮影個体は石垣島クルマエビ養殖施設の上空を旋回していた。外洋にこそ似つかわしいと思うのだが、まぁそのおかげで撮影できたのだから文句は言えないか。どうやら夏羽から冬羽に換羽過程のようだけど、ひょっとすると亜成鳥なのかもしれない。

撮影データ :Canon EOS 20D + EF400mmF5.6L / 2006年09月 石垣島
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