ニットキャップ

 二年ほど前に坊主頭にしてから、冬のニットキャップが手放せなくなってしまった。
なのだが、ニットキャップを被ると小さな音が聞こえ難くなる。特に高音域が聞き取り難く、野鳥の秘やかな地鳴きを聞き落としかねない。仮に聞こえても音源の定位がぼやけてしまい、目での発見につなげにくい様に感じている。
 実のところ探鳥は視覚と聴覚をフル動員しての作業。耳の防寒性を維持しつつ、聴覚の低下を最小限に留める素材の防寒帽って無いものだろうか。