三脚類のメンテナンス

 カーボン三脚(G1394)にメンテを施した。と言ってもロックナットの劣化したグリスを拭き取って再塗布したに過ぎないのだが、締め込む際に微かにあった砂を嚼んでいるような感触が払拭され、滑らかにロックできるようになった。

 勢いがついたので、自由雲台や一脚用のティルトヘッドもメンテ。これも劣化したグリスを拭き取って再塗布するだけの単純作業だが、一年間メンテを怠った雲台は目に見えてスムーズに動くようになった。

 レバーロック式の三脚などグリスアップが困難or不要な三脚もあるけれど、丸パイプで締め付けリング式のロックナットならメンテを施すに越したことはないと思う。

 尚、使用したグリスはDIY店や金物屋さんで入手できる「リチウム石けん基グリス」。80g入りでも200円もしないので、三脚メーカー純正のグリースに比べると遙かにリーズナブル。巷にはいろいろな見解があると思うけど、高速回転する電動機器やエンジンではあるまいしこの程度のグリスでも年一メンテなら十分だと考えている。あっ、自己責任なのは言うまでもないけどね。