皆既月食 最大食(月齢15.347)

 完全に地球の影に入っているのに赤銅色に染まる月。理屈で分かったつもりでも、実際に目にすると神秘を感じてしまう。 
画像は皆既月食ほぼピークタイムの23時30分45秒。小一時間続いた皆既食だが、実際には地球による本影のど真ん中ではなく下側を通過したため、最大食でも月の南側が少々明るい。色々不満もあるが「皆既月食の赤銅色」がほぼ見た目通りに撮せたので良しとしよう。

 あえてレタッチなしの画像はロートルデジカメ(EX-Z850)にとって禁断のISO400でシャッター速度1秒。ノイズまみれの上に右肩の星(アルデバランかな?)が流れている(泣) 普段の月撮影と異なり蓄積したデータがないのでAVモードで撮影したが、-1/.7補正することで過度に明るくならないようにした。小技は成功したけれど、肝心のデジカメが古過ぎるなぁ。もっと速いシャッター速度で撮りたかった(涙)

 半影食はまったく分からなかったので部分食からの撮影。時間軸は右から左。便宜上月の極軸(南北)は揃えてある。
 部分食が始まる頃雲に覆われ、一時はどうなることかと・・・・
しばらくは雲間をついての撮影となったが、皆既食の時間帯はたいして雲を気にせず撮影に専念できた。寒かったのは言うまでもないけど、見上げ続けた首が凝ってる。
撮影データ :Kowa TSN-824M + TSE-9W(50xアイピース) / CASIO EX-Z850