果てしなき流れの果てに

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

果しなき流れの果に (ハルキ文庫)

 SFの巨星小松左京が逝った。高校時代から二十歳代前半、この人のSFを読み耽ったものだ。Wikipediaの作品リストを眺めても九割方の作品は読んだ記憶がある。中でも印象深いのが「果てしなき流れの果てに」。時間の観念を覆す鮮烈にして静謐な作品だった。死去をきっかけに、彼の作品群や業績は再評価されるべきだと思う。

 作者が旅立った世界もまた果てしなき流れの果てなのかも知れない。
 
                        ....合掌