ガクアジサイとツユムシ幼虫

 今一つパッとしないガクアジサイを前にして、構図に悩むこと暫し。そこへのこのこ姿を現したのがバッタの幼虫。こりゃ恰好な被写体だわいと、えっちらおっちら花伝いに登ってくるのを待ってみると、花片(装飾花)を登りきったところで固まってしまった。突然開けた視界に戸惑ってしまったのだろうか。いや、触覚に何も触れなくなったので躊躇したのかも知れない。

 発達した後肢に長〜い触覚。キリギリス科のおそらくはツユムシの仲間ではないかと考えているのだが確証はない。色味のパッとしないガクアジサシと、輪をかけてパッとしないカメラ親父を哀れんで登場してくれたのかも知れないな。
撮影データ :Canon EOS 5D + EF100mmF2.8 MACRO USM / 2011年06月